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皆さんこんにちは!
KATO総建株式会社、更新担当の中西です。
仕上がりは“塗る前”で決まる。 洗浄・素地調整・補修・乾燥・プライマー適合——ここを外すと、どんな高級塗料でも本来の性能は出ません。今回は現場で役に立つ精度に落とし込んで、下地づくりのすべてを解説します。
1. 高圧洗浄の科学
目的:汚れ・藻/苔・旧塗膜の粉化(チョーキング)を除去し、密着の障害を取り除く。
圧力と距離:10〜15MPaを基準に、距離15〜30cmで面を均一に。回転ノズルは近づけすぎNG(下地損傷)。
洗剤洗浄:油汚れ・北面の藻/苔は中性洗剤やバイオ洗浄を併用。十分なすすぎが鉄則。
乾燥:洗浄後の含水が残ると剥離・白化の原因。季節に応じ24〜72hの乾燥目安。
2. 旧塗膜の診断
付着:クロスカットで密着をチェック。剥がれが大きい場合は全面ケレンやフィラー厚付で下地再形成。
チョーキング:手に粉が強くつく→シーラーやフィラーで吸い込みを止める。
ヘアクラック:微弾性で追従。構造クラックはVカット→樹脂モルタル→肌合わせ。
3. シーリングの基礎
どこを打つか:サイディング目地は基本打替え。サッシ回りは条件次第で増し打ちも可。
2面接着:ボンドブレーカーで背面を切り、伸縮に追従させる。3面接着は破断のもと。
ノンブリード:塗装前提なら必須。可塑剤移行を防ぎベタつき/汚染を抑制。
プライマー:専用品を規定時間内に充填。温湿度で硬化が変わるため日程管理が重要。
4. ケレン(素地調整)の段階
手工具:ワイヤーブラシ/スクレーパー。不陸を取って健全面を露出。
電動工具:サンダー/グラインダーで足付け。#80→#120→#180の順で均し。
重度劣化:層状剥離や深錆は交換・板金補修も視野に。無理な塗り重ねは短命。
5. パテ(面出し)と段差解消
目的:クラック・欠け・目地段差を平滑化して仕上がりを整える。
二度パテ:乾燥収縮を見込んで二段階で面を作る。サンドペーパーで肌合わせ。
6. 含水と露点管理
露点差:素地温−露点温度≥3℃で結露回避。朝夕は戻り結露に注意。
測定:非接触温度計+湿度計で根拠のある判断に。雨上がり・曇天は特に慎重に。
7. プライマー適合と下塗り
モルタル/ALC:浸透シーラーで吸い込みを止め、微弾性フィラーで下地形成。
サイディング:シーラー→中上塗。意匠面はクリヤの可否を劣化度で判断。
金属:エポキシ防錆や亜鉛リッチを切断小口・端部に重点塗布。
8. 部位別のポイント
屋根:縁切り/タスペーサーで排水経路を確保。
軒天:防カビと透湿の両立。換気口の目詰まり清掃。
雨樋/塩ビ:ノンブリードプライマーで可塑剤対策。
9. 典型的な不具合と対処
ピンホール:洗浄不足・泡→消泡剤と清浄度の改善、薄付けで再施工。
艶ムラ:吸い込み差・ロット混在→下塗厚みと缶管理。
剥離:油分/粉塵/結露→脱脂・清拭と露点管理の徹底。
10. 写真台帳の作り方
前/中/後を同アングル・同時間帯で。
近接(補修部)と遠景(全体ライン)の両方を残す。
WFTゲージ・缶数・温湿度など数値も写すと説得力が違う。
次回は素材別AtoZ。モルタル/サイディング/ALC/タイル/金属/RC/木部、それぞれの“勝ち筋”を地図化します。
KATO総建株式会社では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
皆さんこんにちは!
KATO総建株式会社、更新担当の中西です。
“塗ること”より“決めること”が8割。 何から手をつけるか、何を基準に選ぶか、どこまでやるか。ここが定まれば、仕上がり・費用・ご近所対応までスムーズに進みます。この初回は、迷いを最小化する決定プロセスを、やさしい言葉と実務の視点で整理します。🧩
1. いま家に起きていることを知る 🔍
劣化サイン早見表:
指で触って白い粉→チョーキング(樹脂の分解)
目地に隙間・割れ→シーリング劣化
ひび割れ→クラック(ヘア〜構造)
緑っぽい汚れ→藻/苔(北面・日陰)
錆汁・膨れ→金属腐食/下地不良
優先度の付け方:安全>雨漏り>美観。見た目より先に雨の経路を断つ。☔
2. 予算の考え方(LCC=ライフサイクルコスト)💴
“とにかく安く”は膜厚/工程省略のリスク。10年で何回塗るかを基準に、長寿命×低汚染の組み合わせで総額を下げる発想へ。
足場共有:屋根・外壁・付帯・防水を同時にやると再設置費ゼロ。1回の負担は上がっても総額は下がることが多い。
3. 工事までの全体フロー 🗺️
現地診断(30〜60分):外壁/屋根/付帯/防水をチェック。写真台帳を作成。
仕様提案&見積:製品名・塗布量・乾燥時間まで数値で提示。
色決め/艶決め:A4以上、大判サンプルを屋外で。3色ルールに沿う。
近隣挨拶:洗浄日/臭気日/車養生を事前共有。🗣️
着工→洗浄→下地補修→シーリング→塗装(下/中/上)→付帯→清掃→検査→引渡。
4. 見積書の“数字”を読み解く 📑
塗布量(㎡/缶)と必要缶数が面積×理論塗布量で一致しているか。
乾燥インターバルの表記があるか(短すぎ/長すぎは不具合の元)。
下地補修が“一式”でなく数量か。
屋根の縁切り/タスペーサー数、棟板金ビス打替えの記載があるか。
5. 塗料グレードの選び方 🎯
ラジカル制御型:コスパ◎。10年前後の更新計画に。
フッ素/無機:艶保持・耐候◎。沿岸/日射強で真価。
艶:3〜7分艶が外壁で上品。屋根は艶ありが長寿命になりやすい。✨
6. 色設計の手順 🎨
主色×付帯×アクセント=3色に整理。
屋根/サッシの色を先に固定→外壁を合わせる。
面積効果で明るく見える→ワントーン落とすのが定石。
汚れと退色:白/黒は目立つ。薄グレー/グレージュが実用的。🧼
7. 近隣配慮と暮らしの工夫 🏘️
高圧洗浄日:洗濯物NG、車カバーをお願い。植栽の養生を丁寧に。
臭気日(溶剤作業):窓開けNG、作業帯の時間を事前通知。
防犯:足場の侵入防止。センサーライトや在宅時間の共有が安心。
8. 1日の流れと工期の目安 ⏱️
戸建てで10〜20日(天候次第)。各工程の乾燥時間を優先し、無理な詰め込みはしない。
雨天/強風は中止。品質>スケジュールが正解。
9. よくある失敗と回避 😵💫
価格だけで決めた→膜厚不足・早期退色。→仕様書を揃えて比較。
写真が残らない→再発時に原因特定不可。→前/中/後の写真台帳を契約に明記。
色で迷走→当日決断で後悔。→大判サンプルと近隣景観で検証。
10. “良い業者”の見分け方 🧭
露点差/湿度など気象判断が会話に出る。
**缶数管理/WFT(ウェット膜厚)**の話ができる。
クレーム対応のフロー(受付→現場→是正→報告)が明文化。
11. 工事中にできること 🙌
日報・進捗を週次レポートでもらう。
気づきは即共有。早い段階ほど是正が容易。
仕上げ検査は同条件(同時間帯/同アングル)でチェック。📸
次回は下地調整。”塗る前”の品質づくりを、手順と道具のレベルまで掘り下げます。🧼🔧
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さて今回は
~塗料調合~
ということで、塗料調合の目的、方法、注意点を実務者目線で深く解説します。
塗装工事の品質を左右する要素のひとつに「塗料の調合」があります。調合とは、現場で求められる色・質感・性能を実現するために、塗料を適切な割合で混ぜ合わせる工程のことです。
塗料調合は、主に以下のような目的で行われます:
色の再現・調整:既存建物やお客様の希望色に合わせるため
性能の発揮:下塗り・中塗り・上塗りの役割に合わせた粘度・希釈調整
天候や素材への適応:気温・湿度・基材に応じた乾燥時間・塗布性の調整
顔料・樹脂・添加剤を含む基本塗料
色と機能の中心
塗料の粘度を調整
油性・水性で種類が異なる
主剤と反応して硬化を促す
正確な比率での混合が不可欠
基本色に微調整を加えるため使用
数滴単位で印象が変わるため高度な技術が必要
日本塗料工業会(JIS規格)の色見本帳を基に基本色を選ぶ
色合わせは塗装面の光の反射や周囲環境も考慮
電子はかりやメスシリンダーで厳密に計量
硬化剤・シンナーは指定の割合(例:主材:硬化剤:希釈剤=4:1:1)で調合
不純物を取り除くために濾し器で濾過
調合後10〜30分放置し、分子のなじみを待つ熟成時間を取る
実際の下地に試し塗りして色ブレや塗布性を確認
必要に応じて微量の調整剤で再調合
硬化不良による塗膜の剥がれ
色ムラ・仕上がりの差異
再塗装・クレーム対応によるコスト増
精度の低い調合は、工期遅延や信用低下につながるため致命的です。
経験による色感覚(視覚判断)
塗料の化学的特性への理解
季節や気候による粘度調整の応用力
お客様の要望を反映させる対応力
自動調色機(カラーシミュレーター)の導入により、色ブレを軽減
専用アプリやカメラで色を解析し、近似調合レシピを自動生成
データベース化による色番号管理・再注文対応も可能
塗料の調合は、単なる“色を作る”作業ではありません。
それは建物の美観・耐久性・顧客満足度を支える、職人の感性と技術の融合です。
現場での高品質な塗装を実現するためにも、調合技術の習得と継承がますます重要になります。
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さて今回は
~ヒアリング~
ということで、塗装業者にとってのヒアリングの重要性と、実践的な進め方について深く解説します。
外壁や屋根の塗装工事は、見た目の美しさを回復するだけでなく、住まいを守り資産価値を保つための重要な工事です。しかし、塗料の種類、色、施工方法などが多岐にわたるため、お客様の要望をしっかりと聞き取るヒアリングが工事成功のカギを握ります。
お客様が求めるのは「ただの塗り替え」ではなく、「悩みの解消」や「理想の外観の実現」
ヒアリングが不十分だと、仕上がりに不満が出やすい
耐久性重視か、コスト重視か、色味・艶感の好みなど
お客様の生活スタイルやご予算に応じて最適な塗料提案が可能になる
色味の相違、施工範囲の誤解、工程スケジュールなどの「言った・言わない」問題を防止
事前合意がしっかりしていれば、信頼性もアップ
確認項目 | 具体的な質問例 |
---|---|
現在の悩み | 「汚れが目立ってきましたか?」「チョーキングは気になりますか?」 |
希望の色・仕上がり | 「明るい感じ?落ち着いた雰囲気?」「光沢は欲しいですか?」 |
塗料のグレード | 「10年以上持たせたい?コストを抑えたい?」 |
工事時期 | 「いつ頃の施工を希望されますか?」 |
近隣対応への要望 | 「ご近所への配慮はどうしましょうか?」 |
実際の劣化状況を確認しながら話すと、説得力があり信頼感が増す
色見本、塗料の施工事例、パース図を見せながら要望を引き出す
「言葉のイメージのズレ」を防ぐのに有効
共働き家庭、高齢者世帯、ペットの有無などにより、工事中の配慮点が変わる
「打ち合わせシート」にまとめて、お客様と内容を確認・合意するステップを忘れずに
「色が思っていたより濃かった」「こんなに光沢があるとは…」など完成後の不満
塗料グレードが合っておらず、数年で劣化が進む
近隣トラブル(足場音・塗料臭)への配慮不足によるクレーム発生
お客様の言葉をプロの言葉に翻訳して提案
例:「明るくしたい」→耐候性の高い明るめの淡色+艶控えめ塗料を選定
「なぜその塗料を選ぶのか?」を明確な根拠をもって説明
塗装工事におけるヒアリングは、顧客満足とトラブル回避の基礎です。
丁寧な聞き取りこそが、プロとしての誠実さを伝える最大の武器となります。
「ただ塗る」だけでなく、「理想を形にする」ためのヒアリングを、ぜひ大切にしてください。
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~塗装工事を長持ちさせる秘訣!~
今回は「塗装工事のその後」にフォーカスします。せっかくの塗装工事も、放っておくと劣化が早まり、再工事のコストがかかることに…。でもご安心を。定期的なメンテナンスとちょっとした日常ケアで、塗膜の寿命をグッと延ばすことができます!
塗装は時間とともに少しずつ劣化します。塗りたての状態が何年も続くわけではありません。
紫外線や雨風、排気ガスの影響で塗膜がダメージを受けるため。
塗膜の劣化を放置すると、外壁材そのものに影響が及ぶ恐れがあります。
施工から3年~5年を目安に一度点検を受けましょう。
その後は、2年に1度程度のペースで簡易点検を続けると安心です。
ひび割れ(クラック)や剥がれ
チョーキング(壁を触ると白い粉がつく現象)
コーキングの痩せ・剥がれ など
プロに頼まなくても、日頃のちょっとした気配りで塗装の劣化を防ぐことができます!
年に1~2回、水道ホースで軽く水をかけて表面の汚れを流すだけでも効果的。
頑固な汚れには、柔らかいブラシと中性洗剤を使用(※高圧洗浄機は塗膜を傷める恐れがあるため注意!)
ひび割れ、色あせ、苔・カビの発生、剥がれなどを月1回程度チェックする習慣を。
気になる箇所を早めに見つけておくと、軽微な補修だけで済むケースも多く、経済的です。
優良な施工業者であれば、施工後の保証や無料点検サービスを提供している場合があります。
保証内容と期間:施工不良や早期剥離などに対応するかどうか。
アフター点検の頻度と費用:定期訪問があるか、無料か有料か。
軽微な補修の対応範囲:ひび割れやタッチアップ(部分塗り直し)の対応可否。
不具合の早期発見により大規模な修繕を回避できる。
業者と継続的な関係を保つことで、何かあったときも安心して相談できる。
植木やツル植物は外壁から離しておく(塗膜が湿気で傷みやすくなります)
雨樋の詰まりに注意(水はけが悪くなると、塗装の下地が劣化しやすくなります)
室外機や物置を外壁から少し離して設置(通気性の確保が大切です)
塗装工事の効果を長持ちさせるには、
🔧 定期点検・日常的なチェック・信頼できる業者との連携
この3つが大切なキーワードです。
せっかく綺麗に仕上げた塗装を、少しでも長く美しく、安全に保つために、
**ご自宅の“塗装の健康診断”**をぜひ心がけてみてください!
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KATO総建株式会社、更新担当の中西です。
~見た目以上に大切な塗装の役割!~
今回は「塗装工事」がもたらす見た目以上の重要な効果に焦点を当ててご紹介します。
「ただの色付けでしょ?」と思われがちですが、塗装には建物を守り、快適な暮らしを支える力があります。しっかり理解すれば、塗装工事の本当の価値が見えてきます!
塗装の最大の目的の一つが、雨風から建物を守る防水性能の確保です。塗膜が外壁や屋根に**“コーティング層”**を作り、水分や湿気の侵入を防ぎます。
外壁のひび割れやシーリングの劣化も、塗装でカバーできることがあります。
防水効果が切れたまま放置すると、雨漏りや構造材の腐食、カビの発生といった深刻なトラブルに繋がります。
紫外線や排気ガス、酸性雨などの外的要因から建物を守ることで、外壁材や屋根材そのものの劣化を防ぎます。塗装の定期メンテナンスは、建物の寿命を延ばすうえで欠かせません。
最近は、**高機能塗料(断熱・遮熱塗料)**を使うケースが増えています。
遮熱塗料:太陽光を反射して室内の温度上昇を抑える。夏場の冷房効率アップ!
断熱塗料:冬は熱を逃がしにくく、暖房効率の向上に貢献!
これらの塗料を取り入れることで、光熱費の削減や省エネ効果も期待できます。
特に外壁や北面に発生しやすいカビや藻、排気ガスによる黒ずみなども、防汚機能を持つ塗料で付きにくくすることが可能です。
見た目の美しさを長期間キープすることで、清掃やメンテナンスの負担も減ります。
定期的な塗装は、**建物の“健康診断”と“治療”**を兼ねています。外観をきれいに保つだけでなく、劣化箇所を早期に発見・対処するきっかけにもなります。
住宅を売却する際、外観の印象が査定額に大きく影響します。
劣化のない、清潔感のある外壁や屋根は、買い手からの信頼度もアップ!
長く住む場合も、定期的な塗装によってリフォームコストを最小限に抑えることができます。
塗装によって家の「色」が変わると、毎日帰る家の印象も一新。**気分が明るくなった!**という声もよく聞かれます。
家族の気分転換に
古びた外観のリフレッシュに
気になる汚れや経年劣化の隠蔽にも
色選びも楽しみのひとつ。おしゃれな外観デザインの実現や、周囲の景観に合わせたカラーコーディネートも塗装の魅力のひとつです。
✅ 塗装は見た目だけでなく、防水・断熱・耐候性などの重要な役割を担っています。
✅ 適切なタイミングでの塗り替えは、建物の長寿命化・資産保全に繋がります。
✅ 高機能塗料の導入で、快適でエコな住環境の実現も可能になります。
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~塗装方法~
ということで、代表的な塗装方法の種類とそれぞれのメリット・デメリット、そして現場での選定基準について詳しく解説します。
塗装工事の品質は、塗料の選定と同じくらい「塗装方法」によっても左右されます。建物の素材・形状・仕上がりの質感・コスト・施工条件など、さまざまな要因によって最適な手法が異なるため、適切な塗装方法の選択はプロとしての判断力の見せ所です。
手作業で丁寧に仕上げるため、塗膜の厚みを調整しやすい
木部・鉄部・細かな部位や角など、「繊細さ」が求められる箇所に最適
凹凸面や狭小部も塗り残しなく対応可能
材質に沿って塗布できるため密着性が高い
施工時間がかかる
ムラになりやすく、技術者の腕に依存する
仕上がりに「刷毛目」が残ることがある
→ 仕上げの精密さが求められる部分で活躍
壁面や天井など広範囲に均一に塗装できる
短時間で施工可能、塗料の飛散が少ない
中粘度〜高粘度の塗料に適応
塗膜の厚さ調整が容易で、外壁などに向いている
凹凸面では塗り残し・気泡が出やすい
細部には不向きで、刷毛との併用が必要
塗装面の材質や温度により転がり具合が変化
→ 住宅外壁や天井などの中広面積での主力
エアスプレーやエアレススプレーで塗料を霧状にして噴射
高い平滑性・均一な仕上がりが可能
凹凸・複雑形状にも塗料がムラなく届く
多色仕上げや模様(スタッコ・リシンなど)にも対応
塗料の飛散が大きく、周囲の養生が必須
風の強い屋外では施工困難
使用機器のメンテナンスと操作熟練度が必要
→ 美観重視の商業施設や意匠壁に最適
方法 | 概要 | 用途例 |
---|---|---|
エアレススプレー | 空気を使わず高圧で塗料を噴射 | 工場、大型物件 |
電着塗装 | 電流を使って塗料を付着させる | 車体・金属部品 |
粉体塗装 | 粉末塗料を静電気で吸着、熱で焼付け | 屋外鉄部、鋼材 |
ローラー吹き(コンプレッサー併用) | 模様を転写する特殊技法 | スタッコ、扇模様など |
判断基準 | 適用例 |
---|---|
素材 | 木部→刷毛/鉄部→吹き付け/コンクリ→ローラー |
施工面積 | 小面積→刷毛/中面積→ローラー/広面積→吹き付け |
周囲環境 | 密集地→ローラー/空き地多い→吹き付け可 |
見た目重視 | 滑らかさ→吹き付け/意匠性→ローラー模様仕上げ |
予算 | ローラー<刷毛<吹き付け(機材費含む) |
塗装前の下地調整(ケレン・プライマー)が最重要
気温5℃以下、湿度85%以上では塗装を避ける
塗装機器の点検・洗浄・整備を怠らない
塗り重ね乾燥時間(インターバル)を守る
塗装業における「塗装方法」は、ただの作業工程ではなく仕上がりと信頼を左右する職人技です。対象や目的に応じて適切な方法を選び、道具と技術を活かすことで、高品質な塗装仕上げが実現できます。
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~塗料ごとの注意事項~
ということで、主要な塗料タイプごとの注意点と現場で起こりやすいトラブルの防止法について、実践的に解説します。
塗装業において、塗料の選定と施工条件は仕上がりや耐久性を左右する非常に重要な要素です。塗料ごとに成分や乾燥条件が異なるため、「どれも同じように塗ればよい」では通用しません。
発色が良く、安価
紫外線や酸性雨に弱く、耐候性は低い
外壁など耐久性を求める場所では短命
下地が水を吸うと早期剥がれの原因に
重ね塗りはしっかり乾燥させてから
→ 短期用途・仮設建物に最適。長期用途には不向き
弾性・密着性が高く、汚れにくい
外壁・鉄部・木部など幅広く使える
硬化反応が湿度に左右されやすい
高温多湿時の塗装は「肌荒れ」や「縮み」発生リスク
可使時間(ポットライフ)を過ぎた塗料は使用不可
→ 塗装条件(気温・湿度)をチェックし、速やかに施工
紫外線や酸性雨に強く、外装に最適
耐用年数10〜15年が目安
表面のツヤが強く、下地のムラが目立ちやすい
高温下での作業は乾燥ムラ・泡立ちに注意
一部のシリコンは「重ね塗り不可」のタイプもある
→ 下地処理と塗装環境の管理が肝心
15〜20年持つ高耐候性・耐薬品性
商業施設・高層ビルなどで採用例多
密着性が低く、プライマー選定が重要
硬化が早く、ローラーや刷毛に「ダマ」になりやすい
高価格のため失敗できない
→ 必ずメーカーの施工仕様書を遵守。熟練技術者が担当すべき
臭いが少なく、室内や学校・病院で重宝
火気リスクが少なく、安全性が高い
5℃以下では乾燥不良(チョーキング、剥がれ)
湿度85%以上では塗膜に白濁が出るリスク
金属面には適さず、さび止め下塗りが必須
→ 作業前に「気温・湿度・素地」条件をチェック
種類 | 注意事項 | 用途例 |
---|---|---|
遮熱塗料 | ムラが出やすく、下地の平滑さが重要 | 屋根、外壁 |
防滑塗料 | 厚みの均一化が難しく、乾燥も時間を要する | 階段、通路 |
防カビ塗料 | 湿気対策と通気性の両立が必要 | 浴室、外壁の北面 |
素地の汚れ・油分・旧塗膜の剥離が不十分だと、どの塗料でも密着不良の原因
プライマー選定は「素地×塗料」に適したものを厳選
気象条件(日照・風・雨)にも細心の注意を
塗料ごとに成分・性質・施工条件が異なるため、「用途に合わせた塗料選定」と「現場環境に応じた施工管理」が品質を決定づけます。塗装業においては「塗る技術」だけでなく、「正しく選ぶ知識」こそが信頼の基盤となります。
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本日は第4回塗装工事雑学講座!
今回は、塗装工事の費用と見積もりのポイントについてです。
塗装工事の費用と見積もりのポイント
塗装工事の費用は、工事内容や使用する塗料、建物の規模によって大きく異なります。
この回では、塗装工事にかかる費用の目安や、費用を抑えるためのコツ、見積もり時に確認すべきポイントについて詳しく解説します。
費用の目安
塗装工事の費用は、外壁塗装であれば一般的に30万円〜100万円程度、屋根塗装は15万円〜50万円程度が目安となります。
塗料の種類によっても費用が異なり、耐久性の高いフッ素塗料や無機塗料は価格が高くなる傾向にありますが、長期的にはメンテナンスの回数が減りコスト削減に繋がる場合もあります。
費用を抑えるためのコツ
複数の見積もりを比較する:相見積もりを取ることで、適正な費用を把握し、無駄な費用を省ける場合があります。
外壁と屋根の同時施工:外壁と屋根を同時に施工することで、足場の費用を抑えられることが多いです。
見積もりで確認すべきポイント
塗料の種類と量:使用する塗料のグレードや使用量が明記されているか確認しましょう。
工期の目安:工期が明確に示されているか確認することで、トラブルを防ぎやすくなります。
追加料金の発生:下地処理や養生費用、万が一の追加費用についても事前に確認しておきましょう。
以上、第4回塗装工事雑学講座でした!
次回の第5回もお楽しみに!
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本日は第3回塗装工事雑学講座!
今回は、塗装工事の工程と準備についてです。
塗装工事の工程と準備
塗装工事を行う際の基本的な工程や準備事項について解説します。
塗装工事の工程には、下地処理や養生、塗料の重ね塗りなどがあり、それぞれが仕上がりに大きく影響します。
この回では、塗装工事の流れを順を追って説明し、スムーズに工事を進めるためのポイントについてもお伝えします。
塗装工事の工程
足場設置:作業の安全と効率を高めるために、足場を設置します。
高所での作業が含まれるため、安全性に配慮した頑丈な足場が必要です。
養生作業:塗装しない部分に塗料が付着しないように、窓やドア、地面をビニールシートなどで覆います。
下地処理:下地のひび割れや汚れ、古い塗膜を取り除き、塗料がしっかりと密着するようにします。
高圧洗浄やケレン作業が行われます。
下塗り:塗料の密着性を高めるため、まずは下塗りを行います。
下塗りが不十分だと、仕上がりの耐久性に影響が出るため重要な工程です。
中塗り・上塗り:塗装は基本的に3回塗りが一般的で、中塗り・上塗りを行うことでムラのない、厚みのある塗膜が完成します。
工事前の準備のポイント
近隣への配慮:高圧洗浄や養生作業での音が発生するため、事前に近隣の方に挨拶をしておくとトラブルを防げます。
天候の確認:雨や湿気の多い時期は塗料が乾きにくいため、天候に応じたスケジュール調整が必要です。
以上、第3回塗装工事雑学講座でした!
次回の第4回もお楽しみに!
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